【書評】『平成紀』 青山繁晴

『平成紀』

著者:青山繁晴

出版社:幻冬舎

 

青山繁晴著『平成紀』を読みました。

この本は元々、2002年に『平成』として出版されていましたが、長らく絶版となっており、オークションなどでも、高値で売買され、入手困難となっていました。

青山繁晴さんの著書は、ほとんど全て読んでいますが、この『平成』だけ読むことができなかったので、今回、文庫版として改題、改稿の上、出版されたことを嬉しく思います。

 

また、青山繁晴さんが書く純文学がどのようなものなのか、大変興味がありました。

 

作品の内容としては、通信社に勤める楠陽(おそらく青山さん本人がモデル)が、

昭和天皇崩御という歴史的な出来事に記者として、人間として向かい合う姿が描かれています。

 

『平成紀』は絶好のタイミングで出版されたと思います。

現在、天皇陛下の生前退位報道、お気持ち表明という出来事が起こっている中で、

この昭和天皇崩御を描いた作品から学ぶべきこと、感じることがありました。

 

近い将来に起こるであろう「天皇崩御」という時に、我々国民がどのように接するべきなのかを考えるきっかけを与えてくれる作品でした。

 

平成紀 (幻冬舎文庫)

平成紀 (幻冬舎文庫)